削り出し工法
当社は自動車の木製ハンドルを“削り出し工法”で量産している世界で唯一のメーカーで、独自の「寸法安定化処理」「切削加工」「研磨・塗装」技術を有しています。
寸法安定化処理
応力処理による狂い寸法変化抑制
木材の反り、歪み、割れを防止するため、温度と湿度をコントロールすることで木材内部の応力を除去し安定させます。
竹を工業用材料にする乾留・乾燥処理
水分の多い竹の殺虫・防カビ処理を行い、含水率をコントロール。国内で工業用の竹の安定供給体制が確立されているのは、高知県だけです。
切削加工
3次元曲面の精密な切削加工
木目の流れに逆らわないよう、刃具の選定・加工の順番・方向・スピードなど熟知したプログラム設定を行い、3次元曲面の精密な削り出しを実現します。
研磨・塗装
銃床加工で培われた”匠の技”
職人が木目の流れと硬さを見ながら平滑に磨き整え、目止め剤を塗布して導管を埋め塗装の下地をつくります。これによって木材の鏡面仕上げが実現できます。
突板一体成形工法
木材を薄くスライスした突板と樹脂を一体成形し、3次元形状の意匠部品を作製します。量産化と安定した品質を実現する工法です。
3Dドライ転写工法
高伸縮性を有するフィルムにグラビア印刷された図柄を、熱と圧力で基材に転写します。形状追従性と高度な位置合わせが特徴の工法です。
研究開発活動
当社は「木」にこだわる研究開発型メーカーです。(株)東海理化や高知県工業技術センターとも連携して、新しい意匠や工法の開発に取り組んでおり、第5回 ものづくり日本大賞「経済産業大臣賞 優秀賞」を受賞するなど、各方面から高い評価を受けています。